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冬の結露は、アレルギーのもと

2011.09.30

カビもまた、アレルゲンとなります。カビが原因となるアレルギー性疾患には、気管支喘息、過敏性肺炎、アレルギー性鼻炎などがあります。カビは温度二〇〜二八度、湿度六五パーセント以上の環境で、建材表面に付着したアカや塵、食品クズ、畳やカーペットなど有機化合物の材料などを栄養源にして繁殖します。昔は、カビは夏の湿度の高いときのものだと思われてきました。しかし現在では、暖房と結露にともない、冬もカビの繁殖期となっています。カビを発生させないためには、この結露を断つということがもっとも重要なテーマです。ダニはカビを食料にして成長するので、カビを防ぐことはダニの発生も抑止します。ダニやカビが繁殖する条件は、ともに高温多湿であることで、発生しやすい条件はかなり共通項が多いのです。カビの菌糸は、湿度が七五パーセントを切ると成長速度は半分程度になり、湿度が五五パーセント以下になるとほとんど伸びなくなってきます。人間が快適と感じる湿度五五パーセント前後では、カビもダニも繁殖しにくいので、家全体を乾燥した状態に保ってカビやダニの繁殖を防ぐことがもっとも効果的な対策となります。とくに、結露は絶対に発生させてはいけません。アレルギーで苦しむお子さんがいるため、畳やカーペットをなくしたり、こまめに掃除機をかけたりするなど、涙ぐましい努力をされているご家庭も多いようですが、肝心の家が結露するようなものであれば、アレルゲンをシャットアウトすることはできません。しかし、いまの日本の住宅は結露が発生しやすくなっているのです。しかも、住んでいる人の目にはふれにくい壁の中で、です。結露しやすいという、この住まいの根本的な問題を解決しないかぎり、アレルギーはなくならないと考えてよいでしょう。

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