地表や海底から地中に向かって坑を掘り進みながら特殊セメントを送り込み巨大なコンクリート壁を地中内に建造してしまう技術。四面の壁をつくったうえで、その内部の掘削を進めれば巨大な空間の建設が可能になる。シールドトンネルの作業基地にもなるし、内部そのものを強化することで、洋上建造物、長大橋の橋台、橋脚の基礎にもなりうる。大手各社はほぼこれら技術の実験を終えている。海底など水中作業の必要性が高まるにつれ、水中でも容易に固まるコンクリートの開発が進められている。
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コンクリートは水中でセメントと骨材が分離しがちだが、特殊な混和剤を少・量添加することで、コンクリートに粘個性を与えようという考え方に立つ。混和剤のひとつに、高分子系水溶性エーテルを添加したコンクリートをハイドロクリードの名前で西ドイツのメーカーが開発、七七年から実用化された。わが国では三井石油化学が導入、鹿島建設、日本海上工事と共同研究を進め実用化した。ほかにセルロース系、アクリル系の混合剤による実用化の例も出ている。